当社の基幹事業である送電事業では、主に送電線を支える鉄塔の建設を行っています。街中にある電柱やそれを伝う電線は「配電線」と呼ばれ、当社で扱っている「送電線」はさらにその上流、発電所で作られた高圧の電気を一般家庭で使用される電圧に変換する複数の変電所を繋ぐ役割を担っています。変電所の多くは山間部など街から離れた場所に設置されており、送電線やそれを支える鉄塔には高い強度や規模が求められます。中には高さが100mを超えるものもあり、鉄塔の建設には非常に特殊な技術・技能（経験）が必要とされます。

当社は創業当時から中部電力株式会社と長いお付き合いがあり、高い技術力と安定した工事施工力で高い評価をいただいています。現在は高度経済成長期以前に建設されたおよそ2300基の送電設備の老朽化に伴う更新工事をメインに、安定した電力供給の維持に向けて日々の業務に取り組んでいます。また、送電事業では現在20名ほどのメンバーがいますが、約半数が30歳代以下です。独自の技術、経験が求められる仕事だからこそ、海外への技術指導も含め技術の継承、後進の育成に力を入れ、さらなる事業拡大を目指しています。